パワースポットの珍神社から国宝、絶景まで和歌山加太で神社めぐり

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関西（大阪、兵庫、京都）を中心に全国各地を飲み食べ歩く関西女、旅も大好き。実際に足を運んだおでかけ・観光スポット、ホテル・旅館、国内旅行、海外旅行、お土産も紹介しています！

和歌山市の西端、大阪府との県境に位置する加太（かだ）。修験道の開祖・役行者（えんのぎょうじゃ）が奈良県南部にある大峰山での修行前に加太を訪れたことから、加太が修験等発祥の地とも言われています。

そんな加太の街には大小様々な神社も点在。2万体以上もの人形が並びパンツを奉納する珍神社から、国指定重要文化財の御堂、117の階段を登った先に絶景も望む修行神社まで、お散歩がてら徒歩でも回れる3つの神社をご紹介します。

人形供養にパンツも奉納！？「淡嶋神社」

加太大波止の向かいに立派な鳥居を構える「淡嶋神社」は、人形供養や雛流しの神事でも知られる他、縁結びや恋愛成就のパワースポットとしても人気です。

道路に面した大きな鳥居と、さらに進んだ先のもうひとつの鳥居を進むと拝殿へと進むことができます。

「淡嶋神社」の見どころ（と言ってはご無礼でしょうか）は、なんと言っても境内に収められる様々な人形の数々。あっちにもこっちにも…その数は2万体以上もあるそう！お雛さん、日本人形、招き猫、干支人形、タヌキ…などなどカテゴライズされそれぞれの場所に丁寧に並べられています。知らずに訪れこの光景を目にしたらば「何事か！」と思ってしまうかも（笑）

そして驚くべきはこれだけではありません。数多のお人形さんたちに加え、なんと、下着の奉納なるものも！？「淡嶋神社」には少彦名命（すくなひこなのみこと）という医薬の神様が祀られることから、下着のパンツを奉納することで主に女性の病気回復や安産、子授けなどのご利益があるとされているのだそうです。奉納の格子の中を覗くと、本当にパンツたちが入っていました…驚き！ご自身の目でご確認ください（笑）

アスリートも参拝する「加太春日神社」

界隈の人々を見守るかのように、住宅街の中にどっしり且つ穏やかに構える「加太春日神社」は、家内安全、交通安全、合格祈願、厄除祈願、安産祈願、病気平穏などのご利益があり、加えて、武神である春日三神が祀られていることから、プロアスリートも必勝祈願にお参りされるそう。
また、友ヶ島から始まる厳しい修行へと向かう僧侶や行者は、ここ加太春日神社に立ち寄り般若心経を唱えるそうです。

石造りの立派な鳥居をくぐりさらに進んだ先でお清め、2つ目の鳥居をくぐり拝殿へと進みます。ちなみにお手水の形がハートに見えたのは気のせいかしら…♡？

主な祭事としては、お正月や十日戎、節分といった一般的なものから、鯛の稚魚放流の際の桜鯛祭りや海水浴解禁の浜開催など、鯛と海の街らしいお祭りも行われます。

立派な御神木の奥に鎮座する御社殿は、昭和6年に国宝として指定され、戦後には国指定重要文化財として保存されています。細部にこだわった彫刻は一見の価値あり。ホームページでも詳細を見ることができるので、神社好きさんはチェックしてみて。

117段の階段の先に佇む「阿字ヶ峰行者堂」

対岸の友ヶ島（ともがしま）に渡る前に修験者がお参りに訪れるとされる、小高い丘に立つ「阿字ヶ峰行者堂（あじがみねぎょうじゃどう）」。

先の「淡嶋神社」とも程近い小道にスタート地点となる階段が迎えてくれます。ヒョヒョイと登ったらすぐだろうと思い、軽い気持ちで登ったら大間違い。なかなかの急で長い段が待ち受けていました。あくまで運動不足40歳の意見ですが（笑）

お堂の立つ丘からは加太の街並みや漁港、遠く紀淡海峡を一望することができ、ビュースポットとしても有名です。

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