気軽に行ける無人島！自然と絶景と廃墟のジブリな世界が広がる和歌山友ヶ島

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関西（大阪、兵庫、京都）を中心に全国各地を飲み食べ歩く関西女、旅も大好き。実際に足を運んだおでかけ・観光スポット、ホテル・旅館、国内旅行、海外旅行、お土産も紹介しています！

和歌山加太観光の中でも一番の名スポット友ヶ島。木々に山々、広大な海と空の自然の豊かさを求め訪れるハイキングファンや釣り人、キャンプファンはもちろん、昨今ではジブリな世界観が楽しめると、若者やカップルにも人気です。広い友ヶ島でココは行くべし！抑えておくべし！ポイントと絶景をご紹介します！

友ヶ島へのアクセス、旅客運賃

友ヶ島へは、加太港からフェリーの定期船で沖ノ島へと渡ります。

加太港脇の小さな乗り場でチケットを購入、発着もここだけです。基本的に便は2時間毎、1日4便が運行しています（水曜日は運休）。繁盛期には増便もあるようなのでホームページでチェックして。そして、定員数が設けられているので、観光客が多く訪れる時期の訪問では前もって整理券をGETしておくのもおすすめ。
運賃は大人往復2,200円（小人1,100円）、支払いは現金のみ。また、チケットに利用日の記載がなく、帰る際には回収されるので、無くしてしまわないようしっかり管理してくださいね。

なかなかのスピードで船に揺られること約20分で島へと到着します。

島内散策にあたって

友ヶ島の玄関口となる桟橋前に広がる野奈浦広場から友ヶ島散策スタート。まずは島内のマップと帰りの船の時間をチェックして。また、持ち歩きのマップもあるので一人一枚ゲットすることをオススメします（加太港の乗り場にも置いてありました）。
パンフレットにはハイキングのモデルコースも記載されるので、初めての訪問ならそれをもとに巡るのが安心です。私たちは一番お手軽な「ちょこっとコース（2.5キロ）約1時間40分」をベースに周りました。結論からいうと、2時間半ほどを要しました。

ちなみに、友ヶ島汽船内で「和歌山市観光アプリ」を無料でダウンロードすると、音声ガイドとともに友ヶ島散策ができるそうなのですが、試してみたところ、船のネットワークが繋がらずでした；；船内スタッフさんとお話ができそうなら確認してみても。

ハイキングルートとして、観光地としてもしっかり整備されていますが、当然、街中とは仕様が異なります。間違ってもヒールの高い靴やサンダルなどでは行かないようにしましょう（笑）

１：第3砲台跡

沖ノ島内に5つある砲台の中で面積が最も大きく、360度攻撃が可能だった最主力の第3砲台。保存状態が良いことから砲台跡内部にも入ることが可能で、現在は写真スポットとしても一番人気です。

山道を進んだ先に「第3砲台跡」のサイン、進んだ先の看守衛舎跡と発電所跡を後に、短いトンネルをくぐります。

トンネルを抜けると、「友ヶ島」の検索結果で多く表示されるであろう写真のここが第3砲台の爆薬支庫跡。中に入ると外の熱気が嘘かのようにひんやりとしています。もちろん現在は爆薬は全て処分されています。

道成には地下へと降りることができる階段が設られています。雨の後などは滑らないように注意を。

ますますひんやりとした地下。砲座とトンネルを続く約30mほどの地下道が続きます。所々に灯りがあるも真っ暗に近い状態なので、ライト持参必須です。また、さまざまな虫や蜘蛛、得体の知れぬ生き物もたくさんいるので、むやみに騒がないのが無難です（笑）

塀に囲まれた丸い砲座跡は特に独特な世界観を放っています。二つ並ぶ直径約3.5mの砲座には水が溜まっていることもあるそうで、その状態ではより一層ジブリ感が味わえそう。

２：第2砲台跡

海岸線と砲台跡の景色が人気の第2砲台跡。対岸にある淡路島由良地区の砲台群とともに敵艦を挟み撃ちにする目的で島の海岸沿いに築かれました。
生き生きとした草木と海と空の青、廃墟となったお城をイメージさせる煉瓦造りのコラボは複雑な思いを抱かされます。

こちらは崩壊が激しいことから中に立ち入ることはできず、外から見学するのみです。

かつて撃ち合いがされていたことが顕著に現れている崩壊した建物から望む海は、とても穏やかです。

まだまだあるある友ヶ島の見どころ

【友ヶ島灯台】明治5年（1872年）に日本で8番目に建築された洋風建築の灯台で、現在も稼働中。2015年には国の登録有形文化財にも指定されました。通常は中に入ることはできませんが、春と秋に一般公開もされるそう。塔の白と空の青のコラボはもちろん、ここからの眺望も絶景です。

【子午線広場】友ヶ島灯台の西側の広場で、東経135°の日本標準時子午線が通る場所。子午線といえば兵庫の明石が有名ですが、友ヶ島のここは標準時子午線が通る日本最南端の地にあたります。

【孝助松海岸】船が難破した際、親孝行の男が一人だけ海岸に生える松の木に引っかかって助かったという説が残されている海岸。水場まで近づくことができ、自然の風と音を間近で感じることができます。背後には蛇ヶ池があり緑が広がり、キャンプもできるそうです。

おわりに。

思い立ったら定期船で気軽に向かえる無人島、友ヶ島。時間に余裕を持って、大自然と絶景と歴史の爪痕をたっぷりしっかり感じてくださいね！

お手軽コースでの散策巡りはゆるゆるのんびり歩いて2時間半ほど。緩やかな上り下りでさほどハードではないですが、砂利道だったり石ゴロだったり、また、夏場の訪問はかなりの暑さなので体力も奪われます（笑）靴、服装に加え、タオルやウェットシートなども多めに持参することをオススメします。また前述通り、桟橋を出ると自販機もコンビニもなく水分や食べるものの調達が一切できないので、事前準備もお忘れなく。

また、今回の加太旅で利用したお宿「菊水」は、加太港のすぐ近くにあるので、そちらのステイもおすすめです！

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